Evoonのビジネスリュックに新たなシリーズが加わる。その名もEvoonビジネスリュックair。「air」という名の通り、これまでよりもより軽量さを目指して設計されたリュックのようだ。どのような仕上がりになっているのか、実際に触って確かめてみた。
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Design & Color
カラーはブラックとグレーの2色展開
これまでのEvoonリュック同様に、外観はとてもシンプルなデザインになっている。カラーはブラックとグレーの2色展開だ。ブラックはどんなシーンにも使えそうで、グレーは明るめでよりカジュアルな印象を受ける。マルチビジネスリュックでも同様だが、筆者はグレーがとても好みな色合いだ。
Details
リュックのディティール
表面部分には上下に2つの大きめなポケットが用意されている。大きさは丁度手のひら2枚分といったところ。ここにはポケットティッシュや定期入れなど、頻繁に取り出しやすいモノを入れておくとよさそう。とくに下側の方が大きく、より膨らむようにできているので、少しかさばるものも入りそうだ。
なお、リュック上部にもファスナーがあるが、こちらのポケットは内部が柔らかく作られており、スマホなどを入れれば衝撃から守ってくれそうな安心感がある。リュックのトップに位置するので、足元に置いた時も一番手に届きやすい。
サイドにポケットが用意されており、写真のように間口はゴム状でかなりキツく締められるようになっている。折りたたみ傘やペットボトルなどの水筒などを収納するのに最適なスペースだ。ゴムの収縮力はかなり強く、移動中の上下運動で不意に荷物を落とすこともない。
背面はメッシュ生地になっており、通気性のよいものになっている。リュックベルトの体に触れる部分も同じくメッシュだ。長時間背負い続けても蒸れることはあまりなさそう。気温28度前後の春先で、実際に筆者が3時間ほど背負って街中を歩き続けてみたが、背中が気持ち悪くなることは無かった。
もちろん真夏となると結果は変わりそうだが、年中通して快適に背負うことはできそう。なお、これまでEvoonシリーズのリュックに多く採用されてきた背面のセキュリティポケットは無くなったが、キャリーオンできる機構は残っている。
表面側の大きなファスナーを開けると大きく見開くようになっており、内部のレイアウトはマルチビジネスリュックに似た構造になっていることに気づく。メッシュ状のポケットや、小ポケット、ペン挿しなどの配置自体はあまり変わりないが、間仕切りが厚めになっていたり、ファスナーが新たに設けられたりなど、さらなる改善がなされたことが伺える。
airはより軽くすることをコンセプトにしているが、わずかな重さを犠牲にしてもこのような変更を取り入れたのは、ユーザーの声があったからかもしれない。
続いて中央部分のファスナーを開けてみる。この収納スペースのマチが一番広く、大きめの荷物を入れられるようになっている。上部にぶら下がったポケットが見えるが、これは先ほどのリュック上部にあったポケットだ。2つの小ポケットやリュック底部まで届くほどの深いポケットも用意されている。
USBterminal
USBについて
リュック側面にUSB端子が備わっているが、ケーブルは中央部分の収納スペースに用意されている。なお、細かな違いではあるが、マルチビジネスリュックでは黒いプラスチック製の端子がむき出しだったものが、リュック生地で同化するように覆われるようになった。そのおかげでより統一感のある見た目になり、高級感が増したように感じる。
Back space
背面の収納スペースについて
背面の収納スペースは、主にモバイルPCなどの精密機器を入れておくために使う。マジックテープで留められたフラップにはPCのロゴデザインがあしらわれており、まさにそのための収納スペースであることがわかる。
生地は起毛素材で柔らかな触り心地であるため、精密機器を傷つける心配もない。また、仕切りもクッション材を入れて少し厚めになっているので、衝撃にも備えてくれる。
また、両サイドには収納部の見開きを止めるための構造も用意されているため、リュックを大きく広げられないような場所で使うと便利そう。パッキングする際には大きく開いて、街中ではコンパクトに開くようにすると荷物の出し入れもスマートになる。
もちろん、これまで同様にファスナーはYKK製で統一されている。外側だけではなく、内側にある小さなファスナーもYKKなので安心だ。また、外側生地が撥水素材になっているので、少々の雨なら弾いてくれる。日常使いで破損する可能性は低く、長く愛用できるだろう。
ただし、止水ファスナーではないので、ファスナー部分からの水漏れには注意したい。
Try the ruck
実際に背負ってみた
実際に背負ってみると、マルチビジネスリュックなどと比較してコンパクトに感じる。airという名前の通り、劇的に軽さを感じられるかと言われると、背中から明確な違いを感じとるのは難しいが、バッグ自体の重さは約0.9kgとEvoonシリーズ随一の軽さである。
身長173㎝の男性が身に着けるとご覧のような見た目(写真左)になり、また身長160cm弱の女性(写真右)にも背負っていただいたが、どちらの背中にも違和感なくマッチする大きさであることがわかる。
Summary
まとめ
今回のビジネスリュックairはビジネスからタウンユースまで、さらには男性のみならず女性もターゲットにしたコンパクトリュックであることがわかった。しかし、コンパクトながらも収納力は健在。ポケットがふんだんに用意されており、小物類を分けて収納できることでリュック内での荷物を探す手間も省ける。気になった方は公式販売ページでもチェックしてみよう。
Reviewer
TakaView さん
ライター
日常生活に役立つモノから気になるガジェット、また映画やビジネス本まで幅広い情報を発信している。商品紹介やギター演奏などの動画コンテンツも制作。
ITEM
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