マルチビジネスリュックのairとair2.0を徹底比較してみた
Evoonシリーズの中でも屈指の軽さを誇るマルチビジネスリュックair。シリーズ最軽量となるair2.0が登場したが、旧モデルと比較してどのような変更点があるのだろうか。気になる方のために実際に見比べて徹底比較してみた。なお以降本記事では、airを旧モデル、air2.0を新モデルと表記していく。
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Backpack front
リュック前面
まずはリュック前面から見比べてみよう。並べてみると全体的な形はとてもよく似ているが、2つの大きなポケットの配置にわずかな違いがみられる。旧モデルではわずかに下ポケットの方が高くなっているが、新モデルでは平面で2つのポケット間に段差はなくなった。これによりフラットなデザインになったことと、上側ポケットの容量がわずかながらに増えている。新モデルでは止水ファスナーが採用され、旧モデルよりも雨天時に強いリュックになった。また、Evoonのロゴにも注目したい。旧モデルでは左下に黒く目立たないものになっていたが、新モデルでは白文字となり、ゴムっぽい素材で仕上げられた立体的なものになった。このさりげないロゴデザインは、air2.0の中でも筆者のお気に入りポイントだ。
Backpack side
リュック側面
続いて両側面を見てみる。旧モデルでは片方にのみサイドポケットが用意されており、ペットボトル飲料や折り畳み傘を入れられるようになっていた。また、ポケット自体もゴム状の間口で一部がメッシュ状になっており、荷物をがっちりとホールドする構造になっていた。一方で新モデルではどちらの側面にもポケットが用意され、ポケットの仕上がり自体も変更されている。
間口はゴム状ではなくレザー調のものになり、メッシュ生地は使われなくなった。このお陰で新モデルでは外観を見た際の統一感は増したように感じる。また、クイックアクセスポケットの大きさも、新モデルではより大きくなった。そして最近のモバイルバッテリーはワイヤレス充電タイプも増えていることからか、備え付けられていたUSBポートは廃止された。 どうしても移動中に有線で充電したい場合には、クイックアクセスポケットにモバイル充電器を入れるなどして工夫したいところ。
Backpack back
リュック背面
続いて背面を見てみよう。背当て部分のクッションやリュックベルト裏面のクッションについては異なる部分はなく、どちらにもキャリーオンできる機構は健在だ。主だった違いは、リュックベルトのカードポケットが廃止されたことだろう。また、その分リュックベルトの幅が細くなっていることにも気が付く。
air2.0では約100gの軽量化に成功しているが、ベルト幅の細かな変更もこれに寄与した一因と言える。これによってリュックの背負い心地には何ら影響は感じられない。そのほか、新モデルにはペンや眼鏡を挟んでおけそうな小さな加飾が施されている。
トップ部分を見てみると、持ち手部分に違いがあることがわかる。レザー調の持ち手は、新モデルでは覆うように全体的に包まれているのに対して、旧モデルでは手に当たりやすい部分にのみ使われている。両者を比較して、高級感を感じるのは新モデルの方だろうか。 手触りや持ち手の硬さも少し異なったように感じるが、普段使用する上ではそこまで気にする点でもないだろう。
なお、持ち手のすぐ隣にあるポケットについては、新旧で変更点はない。
Backpack storage
リュックの収納スペース
リュック内部を見てみると、旧モデルでは大きく3つのスペースが用意されていたが、新モデルでは2つとなった。スペースが無くなったことで収納力が減少したのではと思われるかもしれないが、2つのスペースを合体させて1つにしたイメージを持たれると良いだろう。その分仕切りが必要なくなり、総重量の軽減に成功している。
新モデルではポケットの数は少なくなったが、別途ポーチを用意するなどして何かしら工夫をすれば大した差にはならないと思われる。
背面側の収納スペースを見ると、ファスナーの開口部が異なっていることに気が付く。旧モデルでは上下までしっかりと見開くようになっていたところが、新モデルではL字型に開くようになった。リュックを背負いながらでも荷物を取り出しやすいようにするため、L字構造を採用したのだろう。内部のポケットの大きさや配置はどちらも全く同じといってよい。
ポケット内側は起毛処理されクッション性も高く、安心してモバイルPCやタブレットなどを収納できる。
マルチビジネスリュックのairとair2.0
まとめ
どちらもカラー展開はブラック・ネイビー・グレーの3色であり、色合いはどの色も新旧に違いはない。両者の特徴に注目しておすすめするとすれば、荷物をより細かく区分けして管理をしたいという方は旧モデル、より軽いリュックで身軽に動き回りたい方は新モデルのリュックを選択すれば良さそうだ。 もちろん外観のデザインが異なるので、ご自身の好みのものを選んだとしても後悔することはないだろう。着用イメージや詳細なサイズなどは公式商品ページにも掲載されているので併せて比較材料にしよう。
Reviewer
TakaView さん
ライター
日常生活に役立つモノから気になるガジェット、また映画やビジネス本まで幅広い情報を発信している。商品紹介やギター演奏などの動画コンテンツも制作。
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