革製品のメンテナンスについて
Vellda(ヴェルダ)シリーズは外側にブルガロというイタリアンレザーを使用しています。ハリやコシがあり、程よくしなやかで初心者から上級者まで楽しめるのが特徴なベーシックなレザーです。
ブルガロは油分が多く含まれているレザーになるため、頻繁に使用する場合はオイルケアは行わなくても大丈夫なレザーとなっています。
というのも革財布や革のキーケースなどの小物類の場合、鞄などの革製品と比べて手に触れる頻度が高いため、手のひらの油分で保湿されやすい傾向にあるためです。
ただし、以下のような方に関してはケアを推奨します。
・エイジングを早く楽しみたい方
・革のコンディションを常に良好にそして長く愛用したい方
・利用頻度が少なく革が乾燥する可能性がある方
(革が乾燥してしまうと表面がひび割れて破損しやすくなってしまいます)
上記が当てはまる方は1〜2ヶ月に一回程度のメンテナンスを推奨しています。
普段のお手入れは、乾拭きで表面のホコリを払う程度で充分です。
半年以上使用して、革表面にカサつきなど乾燥が見られ始めたら、適宜オイルケアを行って潤いや油脂分を補充してください。
革のコンディションを良好に保ち長持ちさせて、中のヌメ革ならではの経年変化をお楽しみいただくために、定期的なオイルケアを推奨しています。使用状況にもよりますが、オイルケアは1〜2ヶ月に1回のペースで行ってください。
※『ヌメ革とは』
「ヌメ革」は、植物の渋にも含まれる成分のタンニンを使って牛の原皮を鞣し、型押しなどの表面加工をほとんど施さずに仕上げた革。数ある革の中でも最も革らしい雰囲気を持つため、【革の中の革】とも呼ばれます。ひと目で本革と分かるナチュラルな風合い、高い上質感と風格、素朴な匂いやなめらかな手触りが特徴。傷痕やシワ・血管や毛穴の痕などの自然の刻印がそのまま残されるため、表情がとても豊かで個性的になります。
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Vellda製品のメンテナンス方法
それでは早速、Velldaシリーズのメンテナンス方法を解説します。
今回は長財布でのメンテナンス方法を紹介しますが、二つ折り財布やキーケースに関してもやることは基本的には同じになっています。
初めてメンテナンスする方も簡単にできる内容になっていますので、ぜひ参考にして試していただけると幸いです。
① 汚れ落とし
馬毛ブラシかやわらかい布で表面のホコリや汚れを落とします。ブラシの場合、毛先を使ってかき出すようにブラッシングすると、より効果的です。 この作業をすることで汚れがオイルごと固着することを防ぎ、オイルが革の表面に均一に馴染みやすくなります。
ステッチ(裁縫部分)や、ファスナーを開いた時の両サイドのマチの部分などは特にホコリや汚れがたまりやすい部分になるので、しっかりと落としましょう。カード入れの部分など、届きづらい場所はやわらかい布などで綺麗にします。この時、まんべんなく掃除しようと無理に財布をひっぱると破損の原因となるため、届く範囲で汚れを落としてください。
②オイル散布
いよいよ、革専用のオイルを塗っていきます。 スポンジか、やわらかい布にオイルを少量をとりなるべく薄く全体に塗ります。 塗りすぎやシミや色ムラの原因になるので気をつけてください。 丸く円を描くように優しく散布するのがコツです。 時折、財布を傾けて色ムラがないかどうかをチェックすると綺麗に仕上がります。 マチの部分などは手が触れることが少なく、ひび割れしやすい場所です。 スポンジの角などを使ってしっかりと塗り込んであげましょう。
また、革が折れ曲がっている部分は特に破損しやすいです。こういった部分を重点的にケアしてあげると財布が長持ちします。
すでに軽度の傷などがある場合は優しくオイルを塗り込むことで傷が目立ちづらくなります。 ファスナー部分もごく少量のオイルを塗ることですべりが良くなり、サビを防止することもできます。
③自然乾燥
最後に風通しの良い日陰で半日ほど自然乾燥させます。 もし表面のベタつきが気になるなら、やわらかい布で乾拭きすると程よく馴染ませることができます。 オイルが財布に浸透したら、メンテナンスは終了です。
ITEM
今回ご紹介したアイテム
※撮影にあたり今回Amazonにて購入した物