Evoonマルチビジネスリュック3.0の進化を実際に触って確かめてみた
初代マルチビジネスリュックが発売されてから早くも3代目が登場した。実物を見た瞬間に、2.0から変わった点をいくつか確認できた。今回は、リュックそのものの機能を確認しつつ、新たに加わった機能にも触れながらレビューしていこう。
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MULTI BUSINESS RUCK3.0
新たな進化
荷物を探しやすくなった
まずは外観からチェック。表面部分はこれまでと変わりなく、生地についても変更はなさそうだ。しかしファスナーを開いてみると、ポケット内側の生地が変わっていることに気が付いた。3WAYマルチビジネスリュックなどで使われているものと同じになっており、より耐久性が向上した。格子状になったデザインは光が反射してポケット内部も明るくなり、荷物を探しやすくなった印象を受けた。
サイドポケットが用意、USBポートは廃止
続いて側面を見てみる。間口がゴム状になったサイドポケットが用意されており、折りたたみ傘やペットボトル飲料、水筒などを収納するのに最適なスペースになっている。もう片方の上部にはリュック内部へ通じる穴が隠されており、ここから充電ケーブルを引っ張り出すことができる。初代や2.0ではUSBポートが備え付けられていたが、廃止されたようだ。また、サイドベルトも無くなっていることに気が付く。リュックの見た目がよりスッキリした印象になった。
1本から2本の持ち手に増え、バランスを取りやすくなった
側面にある手提げするための持ち手に注目すると、2本の持ち手がボタンのベルトで束ねられている。1本から2本の持ち手に増えたことで、手提げ時にバランスを取りやすくなった。1本の時は荷物が多ければ多いほど、自分の体側に傾くようになっていたが、ここもユーザーの声を聞き入れて改善された部分なのだろう。束ねる際に、ボタンの付いたベルトをくるりとひと巻きしなければならないのが若干の手間に感じたが、慣れれば問題ない程度だ。
背面はこれまで通りの機能
背面を見てみると、これまで通りの機能が受け継がれている。キャリーオン機構になっており、セキュリティポケットも健在。リュックベルトには、左右にカード1枚分程を収納できる小ポケットが用意されている。リュックベルトは下部の留め具を取り外すことができ、ベルトを収納してシンプルな手提げスタイルに変化できる。筆者の使い分けとしては、普段の通勤はリュック使いをし、得意先へ訪問する時は手提げスタイルにしている。
なお背面部分で細かな違いを挙げるとすれば、背当て部分のメッシュ状のクッションが、より目の細かなものになっていた。より蒸れない設計等になっているのかは不明だが、何らかの理由があるかもしれない。
L字構造の内装
外観を一通り見終わったので、今度はリュック内部をみていく。一番外側のファスナーを滑らせると、L字に開くようになっている。このL字構造も、中身を見えやすくするための工夫なのだそう。中ポケットとペン挿しが2つずつあり、ファスナー付のポケットも用意されている。その内側にはリュックの底まで届く深いポケットもある。反対側はマジックテープで間口を閉じられる構造のポケットがあり、ここには雑誌やA4サイズのノートなど大きめの書類を入れておくのに便利そうだ。
マチを約8.5㎝拡張させれば出張にも対応
中央の収納スペースは大きく見開く両開きの構造になっている。開いて左側は上下にポケットが用意されており、メッシュ状で中身は見えやすくなっている。右側はこのリュックで一番容量のある収納スペースになっており、マチを拡張させれば約8.5㎝の奥行が生まれ、1泊2日ないし2泊3日くらいまでの出張にも対応できるほどの容量になるという、このリュックの目玉機能の1つだ。間口がゴム状になったポケットは袋状に膨らむようになっており、靴のような嵩張る荷物を入れられる。もちろん靴ではなく、下着などあまり見られたくない荷物を入れておくという使い方もできる。ちなみにマチを広げた状態でリュックを背負うと、背中からリュックがかなり出っ張ったような装いになる。電車の中など公共交通機関内では周囲の迷惑にならないように注意したい。
17.3インチのノートパソコンを入れることができる
最後に背面側の収納スペースを見てみると、ここもL字型に開くようになっている。一番外側の収納スペースとポケット配置がよく似ていることに気が付く。細かな違いは、こちらの方が仕切りが少し厚くなっており、耐衝撃性は高そうだ。また写真の手前側に見える四角いものは、側面からアクセスできるポケットになっている。マジックテープで留められた収納スペースは、内側が肌触りの良い起毛処理がされている。マチが広くなっていることで、17.3インチのノートパソコンを入れることができ、その他タブレット端末など精密機器を入れておくのにうってつけの場所だ。
海外旅行&出張時等に盗難防止対策ができる機能も
この他、TSAダイヤルロックが1つ付属することや、隠しカラビナで海外旅行&出張時等に盗難防止対策ができる機能もこれまで同様に備わっている。全体的な使用感としては、前回モデルの2.0の完成度がそもそも高いこともあり明確な違いは感じられないが、ユーザー目線で細かな改良が加えられ、長く使うことで良さを実感できることは間違いなさそう。各機能の詳細を知りたい方は公式商品ページも一緒にチェックするようにしよう。
Reviewer
TakaView さん
ライター
日常生活に役立つモノから気になるガジェット、また映画やビジネス本まで幅広い情報を発信している。商品紹介やギター演奏などの動画コンテンツも制作。
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