マルチビジネスリュックair2.0とマルチビジネスリュック3.0を比較してみた
日頃の通勤から急な出張まで幅広い用途で使用できる万能なマルチビジネスリュック3.0と、収納力の犠牲は最小限に抑えながらも徹底的に軽さを追求したマルチビジネスリュックair2.0。この両者にはどのような違いがあるのだろうか。これら二つの選択肢で悩んでいる方のために両者を比較してみた。(以下、マルチビジネスリュックair2.0はair、マルチビジネスリュック3.0はMbrと略す)
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Exterior
外観
まずは外観からチェックしていく。前面外側はどちらもポケットが上下に2つ用意されており、大きさは大差ない。仕様の違いとして、airには止水ファスナーが採用されており、ファスナーの開く方向も両者では異なっている。また、Evoonのロゴデザインやレザー加工などもairの方が少し豪華に感じる。一方でMbrはポケット内部がよりしっかりした生地で仕上げられており、全体的な剛性は高く感じる。
Backpack side
リュック側面
続いてリュック側面部分を見てみる。どちらも折り畳み傘やペットボトル飲料などを入れられるサイドポケットが用意されている。ポケット自体は仕上がりが異なっており、Mbrは間口がゴム状でメッシュ生地になっているが、airはリュック全体に使われている生地と同じものになっており、間口にはレザーの加飾が施されている。
反対側も見てみると、airは先ほどと同様のサイドポケットが用意されているが、Mbrにはポケットが無い。その代わり、充電ケーブルを通す穴がリュック上部に設けられているのと、横持ち用の取っ手が据え付けられている。この仕様の違いから、Mbrはよりビジネス向けのリュックであることがわかる。なお、クイックアクセスポケットはどちらも採用されているが、間口はairの方が数㎝大きくなっている。
Backpack back
リュック背面
次に背面を見てみる。背面に使われているクッションはどちらも同じのようだが、airの方が真ん中部分に凹みが見られ、通気性を確保して汗や蒸れを抑えるためのベンチレーションの役割を果たしている。Mbrにはそれが無いが、一方で周囲からは見えないセキュリティポケットや、リュックベルトを収納できるポケットが用意されている。
また、カードポケットやチェストベルトも用意されており、リュック背負い時の安定性はMbrの方が高いと感じる。airはそれらを無くすことで軽量化に成功したのだろう。このようなポケット類が不必要な方はより軽く通気性のよいairを選択しても良さそうだ。
Backpack top
リュック上部
リュック上部も少し異なっている。airにはポケットが用意されており、クイックアクセスポケット同様に意外と便利に使える。一方でMbrにはカラビナが付属しており、TSAロックとともに盗難防止に役立てることができる。背面にはパスポートなど貴重品を入れておくためのセキュリティポケットもあるが、これらのことからMbrは海外出張までも視野にいれた仕様になっていることがわかる。
Backpack internal
リュック内部
続いてリュック内部を比較してみる。airは主に二つの収納スペース(前面・背面)が用意されており、前面が最も大きなスペースになっているので、服などの嵩張る荷物も入れておける。写真のように背面側はノートPC、モバイルPCやタブレットを入れておくためのものだ。仕切りは厚めに作られており、ポケット内側は起毛処理されていることから耐衝撃性の高さが垣間見える。この構造はMbrでも同様だが、両者を比較した際の決定的な違いは、Mbrにしかない中央収納スペースだ。マチを広げて収納スペースを拡張させることができ、1泊2日程度の出張なら難なくリュック1つでこなせる。この機構が大きな魅力であり、Evoonマルチビジネスリュックシリーズの神髄ともいえる。左右に見開く形はスーツケースなどと同様だが、これによりパッキングもしやすくなっている。膨らみを大きくもたせたポケットがあり、ここには靴を入れることも可能だ。筆者の場合、出張ではなく会社帰りのジム通いのためにトレーニングシューズや着替えを入れるといった使い方をしていた。
マルチビジネスリュックair2.0とマルチビジネスリュック3.0
まとめ
両者を比較してみたところ、用途としてはどちらもビジネスリュックとなっているが、よりビジネス向けなのはMbrの方だと感じた。横持ちするための取っ手や、リュックベルトを収納しておける構造、剛性の高さ、そして収納力はどんな出張でもこなしてくれそう。一方でairの方は、ビジネス並びにプライベートでも使いたいという方、軽さは何よりも武器であると感じている人には選択して後悔することはないだろう。
この軽さでもってこの収納力は他社製品でも中々お目にかかれない。また、どちらのリュックもブラック/ネイビー/グレーの3色(写真はairのもの)が展開されているので、ご自身のお気に入りのカラーで颯爽と出かけたいところ。個別の詳細な部分については公式HPに掲載されている内容を併せてチェックしておこう。
Reviewer
TakaView さん
ライター
日常生活に役立つモノから気になるガジェット、また映画やビジネス本まで幅広い情報を発信している。商品紹介やギター演奏などの動画コンテンツも制作。
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